Metallica and Lou Reed - Lulu
MetallicaをバックにLou Reedが歌うってだけで100点。へヴィー、スラッシュ、弦楽、ノイズ、そしてあの変態声が混沌となった近来稀に見る『オルタナティブ・ロック』の傑作。
Battles - Gloss Drop
Tyondai Braxton (G,Key,Vo)が抜け、ゲストヴォーカルを迎えてポップになったら、まあ、なんということでしょう私のツボに(笑)。御大Gary Numan (Vo)がイイ。
Faust - Something Dirty
プロデューサーUwe Nettelbeck亡き後、Hans Joachim Irmler (Key)と分裂したWerner Diermaier (Dr), Jean-Herve Peron (B)(いわゆる『ザッピ・ペロン組』)のFaustによる新作。初期のミニマル・ロック的な香りも漂いつつ、現代的なインダストリアル・へヴィー・ロックに痺れる。やはり変態音楽の王様や~。
Sigur Ros - Inni
実はシューゲイザー(しかもライブアルバム)ってのはあまり趣味ではないのだけれど、あちこちで散々云われてる様にBonus DVDのライブ映像にやられた。16mmで撮っている為か、作風は映画『リング』の”呪いのビデオ”に近いけど(笑)、そこがまたイイ。
Bjork - Biophilia
彼女のヴォーカルも含め、非常に前衛的、実験的であるのに、ここまでポップなのはもはや奇跡だろう。
yanokami - 遠くは近い
ポップ・エレクトロニカ職人レイ・ハラカミ氏の急逝はやはりショックだった。同時に出たカラオケ・アルバムはもっとしみじみする。
Brian Eno and the Words of Rick Holland - Drums Between the Bells
ストイックなアンビエントよりもバラエティに富んだ、『Nerve Net』('92)の発展形とも云える厚みのある作品。『詩人との共作』と云うコンセプトにより、逆に音楽的な自由を獲得出来た感が有る。
Wire - Red Barked Tree
復活Wireの新作。往年のギスギスした奇形のギター・ロックとは違う、湿り気を帯びた手練れたブリット・ポップ風味ではあるが、どこかぼんやりと中空を見つめている様な違和感が、オルタナティブの血、なんだと思う。
Thomas Dolby - A Map of the Floating City
80年代エレポップ職人の本格復帰作。往年のエレポップの様な派手さは無いが、ツボを抑えたイイ曲多し。さすが。
Todd Rundgren - [Re]Production
他人に提供した曲のセルフカバー・アルバム。オートチューンまで使ったオモチャ感満載のオーバー・アレンジは相変わらずだけど、やはり良い曲はイイ。Robert Johnsonのカバー・アルバム『Todd Rundgren's Johnson』の方はイマイチかなあ…。
総評
結局、大御所の新作しか聴いてないじゃん(笑)。…ホントは誰も知らない様なマイナーなヒトを持ち上げてカッコつけたいんだけど、不勉強で何聴いていいか判らないのよね…。今年はアンテナ伸ばして色々聴いてみたいなとは思っているんですけどねえ…。
2 件のコメント:
いや、十分なんじゃないかい。(^^)
まだまだなの?
いやいや、精進せねばですよ。
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